林道若栃~和佐道線
林道若栃~和佐道線と呼ばれる林道だ。
林道の入り口は岐阜県下呂市の県道432号線、三光橋の西詰にある。
国道41号線方面からやってくると、鋭角で左折するような恰好である。
画像左側奥の2車線道が県道432号線だ。
軽トラックの写っている細道が、今回紹介する林道若栃~和佐道線である。
林道の看板があった。
延長は約6キロあり、設計速度は20㌔だそうだ。
幅員もかなり余裕がある。普通車でも安心して走れそうに感じた。
林道入り口からしばらくは薄暗い樹林帯を進む。
が、すぐに開けた場所に出る。
田畑が広がるのどかな風景だった。
少し先に怪しい分岐があり、未舗装路が続いていた。
今回は進まなかったが、機会があれば様子を見てみたいものだ。
分岐の少し先に古めかしいトラックが留置されていた。
このあたりから先ほどの田園風景を見下ろすことができる。
初夏の最中に訪れたので、周囲はヒグラシとカエルの鳴き声が響き渡っていた。
山からは涼しい風が吹いて、実にいい。
眺望ポイントからは緩やかに登り続けることになる。
眺望ポイントより2㌔ほどで峠のピークのような場所に出る。
来た道を戻ると41号線まで5㌔ほどあるようだ。
林道ピーク地点には、さらに支線のような未舗装路があったが、今回はパスした。
おそらく作業道であろう。
なんとなく車両での侵入ははばかられる。
ここからは緩やかな傾斜で徐々に下っていく。
ところどころで見晴らしがいい場所があった。
降りきるかなというところでゲートが現れ肝を冷やした。
幸い獣害対策用で施錠等はなかった。
開けたら閉めるを徹底。
ゲートを過ぎると、終点は目の前である。
ほどなくして集落にたどり着いた。
日本の田舎そのままの光景が広がっている。
横を見るとお地蔵さんが並んでいた。
出てきたのは下呂市久野川の集落のようである。
ここから西へ行けば元通り国道41号線に出られる。
東へ行くと中津川市の加子母へ出られるようだ。
おしまい。
下呂林道と釣鐘林道その3
前回の続き。
下呂林道から、未舗装の釣鐘林道へと入る。
300メートルほど進むと、さらに分岐が現れた。
どちらが釣鐘林道の本線か分からない。
とりあえず、まずは右側の道を進んでみることにした。
ほどよく木漏れ日の降り注ぐフラットダートを進んでいく。
なんとなくだが、こちらが本線で合っている気がした。
手振れしているが、カモシカらしき生き物。
どうやら罠にかかっているようだ。
分岐から2キロ程度で行き止まり。
作業小屋(or物置小屋)があった。
小屋の傍らに、下呂実験林見取り図が立てかけられていた。
文字が擦り切れてしまって、判読はできず。
ひとまず先ほどの分岐まで戻る。
先ほどの分岐へ戻ってきた。
こちらもどこまで進めるか見てみよう。
こちらの道は少し荒れていた。
枯葉の堆積も多かった。
1キロ進んだかどうかというところでやはり行き止まりとなった。
道はまだ造るつもりだったような雰囲気だが、路盤は崩落し先へは進めない。
この林道の散策もこれまで、ということでUターンして山を降りた。
下山すると、時刻は13時を過ぎていた。
お昼をまだ食べていなかったことを思い出し、近くのコンビニへと車を走らせ、ささやかな森林浴は終わりを告げた。
おしまい。
下呂林道と釣鐘林道その2
前回の続き。
見晴らしの良かった場所から少し登ると、分岐が現れる。
直進は下呂林道、左に鋭角で曲がり登る道も林道であった。
見れば平成19年にできたばかりの道だった。
下呂林道の支線として建造されたようである。
興味本位で少し入ってみたが、すぐに舗装の上に所狭しと20~30センチの丸石がゴロゴロする危険な登りとなったのであきらめて引き返した。
支線を過ぎてしばらく行くと、再び分岐路が現れた。
下呂林道はどうやら直進だが、鎖のゲートで通行不能となっていた。
右折して行けるところまで進むことにした。
右折すると、釣鐘林道に入る。
やはり観光地風字体の看板と草葉の中に木碑があった。
木碑を見ると、自動車道とあった。
一応自動車通行可ということであろうか。
釣鐘林道入り口付近は他にもいろいろと看板があった。
この看板には小川長洞国有林とある。
さらに詳しく書かれた看板もあった。
実験林とある。
今までは舗装路だったが、この釣鐘林道からはいよいよ未舗装路となった。
長くなってしまったので、次回に続く。
下呂林道と釣鐘林道その1
最初に見えてくるトンネル(竹原トンネル)入り口にある脇道(おそらく国道257号の旧道でもあるのかもしれない)から林道との分岐が続いていた。
上の写真に写っている軽トラックの方向へ進んでいく。
脇道に入ると、右方に橋が見えてくる。
旧道は車両では進むことができず、このまま橋を渡ることになる。
橋を渡ると、小さな発電所があった。
地図を見ると竹原川発電所となっていた。
先ほどの写真の位置から振り返ると、林道のゲートがある。
といっても、傾いた頼りない支柱の、質素なゲートである。
このゲートはロープでくくられている日と開放されている日があるようだった。
ゲートわきの看板。
下呂林道との文字がある。
まるで観光地の案内看板のようなレタリングだ。
しばらくは少し急だが舗装された道を登っていく。
舗装はされてはいたものの、ところどころ陥没やえぐれているような箇所があり、車高の低い車ではヒヤッとする場面もありそうな道であった。
ピンボケしてしまったが、水汲み場のような場所があった。
水はきれいだったので、地元の方が水汲みに来ているのかもしれない。
あるいは林業の方が道具を軽く洗ったりする場所であろうか。
今ではほとんど見かけなくなった「警笛鳴らせ」の標識。
鳴らしたら鳴らしたで、岩でも落っこちてきそうな場所だった。
やがてフェンスが貼られた、少し見晴らしのいい場所にたどり着いた。
どうやらこの一帯は、最近崩落したものを土木の力で復旧したようだった。
しばし山々の峰々を眺めて休憩した。
相棒の軽トラックも撮影してみた。
こう見えて4輪駆動で、こうした林道でもよく走ってくれるので気に入っている。
ちなみに写っているのは同行した友人である。
まだまだ先は続いているが、長くなるので次回へと続く。
岐阜県・名もなき林道
今日は岐阜県にある林道を紹介します。
その林道は国道256号で郡上に向かう途中で脇道に逸れた先にありました。
印象的な廃車両のいる小集落を進んでいきます。
小集落を抜け小川沿いを進むと、すぐに林道との分岐があります。
林道の入り口です。
林道の名前が書かれた木碑もありましたが、字が薄くなっていて読み取れませんでした。
林道入り口から川を挟んだ先には小さな神社もありました。
小集落の村社なのでしょうか。
とりあえず林道を進んでみました。
沢伝いに山中へと入ります。
沢には作業道か鉄塔巡視路のような徒歩橋がかけられいました。
探索日は雨が降ったりやんだりで、道はぬかるんでいました。
やがて砂防ダムが見えてきました。
この林道は砂防ダムの管理用なのでしょうか。
まだ轍が続いているので、先に進んでいきます。
おっと。
倒木で道がふさがってしまっています。
轍もここでUターンしたような感じになっていました。
まだ先がありそうにも見えますが長い間往来はないようです。
雨も降りそうだったのでここで撤退しました。
入り口からは1キロほど進んだようです。
入り口付近の神社にお参りしてから帰りました。
「名もなき林道諸元」
長さ:約1キロ(倒木で行き止まり)
幅員:やや狭め